充血
充血
目の充血は、白目の表面の粘膜(結膜)血管が拡張して網目状に赤くなったり、白目の部分に赤い斑点ができるものなどがあり、充血の様子や箇所でその原因はさまざまです。
目の充血は、起こる部位やその症状によって「結膜充血」「毛様充血」の2つに分けられます。
結膜充血は、目の端や、白目周辺部が網目状に鮮やかな赤色になっている場合を指します。この場合、まぶたの裏も赤くなったり、目やにや流涙を伴ったりすることもあります。原因としては以下のようなものがあります。
毛様充血は、黒目(角膜)近くの白目が網目状に赤くなる場合です。黒目から離れるほど赤色は薄れ、まぶたの裏側まで充血しないのが特徴です。流涙、目やに、強い痛みを伴う場合もあります。原因としては以下が挙げられます。
以上のように毛様充血という症状がある場合は、早めに眼科を受診することをおすすめします。また、充血に強い痛みも伴う場合は、角膜の傷や結膜の炎症だけではなく、重篤な疾患が隠れていることもあります。悪化すると失明する可能性もあるので、早めの受診がおすすめです。
白目が血液のようにべったりと赤くなる時は結膜下出血という状態です。高血圧や外傷に引き続いて起きますが、高血圧や外傷がない人でもドライアイだったり、たまたま目を擦ったりするだけで起きる場合もあります。結膜下出血は治療せずとも2週間ほどで徐々に元の通りに白目が白くなります。