目の疲れ|たいが眼科クリニック|久宝寺口駅最寄り|大阪府八尾市

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目の疲れ

目の疲れ|たいが眼科クリニック|久宝寺口駅最寄り|大阪府八尾市

目の疲れ・目の奥の痛み

目の疲れや目の奥が痛いと感じる場合、以下のような状態が考えられます。

老眼:目の中にある水晶体というレンズを、毛様体筋という水晶体を取り巻く筋肉が緊張収縮して分厚くさせることで近くにピントを合わせています。
加齢で水晶体が硬くなって弾力がなくなると、毛様体筋が緊張収縮しても水晶体の厚みが変わらず、毛様体筋が頑張り続けてしまうので筋肉疲労を起こし眼の疲れを感じます。

メガネやコンタクトレンズ:度数が合わないメガネやコンタクトレンズを装用していると見えにくいというだけで疲れを感じますし、過矯正という強すぎるメガネをかけていると老眼と同様に毛様体筋の疲労を起こします。

斜視・斜位:眼球に付着する外眼筋は、眼球を上下左右斜めに動かす働きをしています。斜視や斜位という状態では気を抜いたりリラックスしているとあまり使っていない方の眼(非優位眼)が違う方向を向きます。その状態で外眼筋がリラックスしています。しっかり意識的に物を見る時は両方とも眼がまっすぐ対象物に向かいますが、それは外眼筋が緊張した状態です。本やスマホを長時間見続けると外眼筋の緊張状態が長く続き、目に疲れや重い痛みを感じます。

急性緑内障発作:高齢者(特に女性)で、隅角が狭い、水晶体を支える靭帯(チン氏小帯)が弱いなどの条件が重なると、瞳孔に水晶体がはまって瞳孔ブロックという状態を引き起こします。このときに強い痛みと視力低下を引き起こします。これを急性緑内障発作といいます。眼圧が急上昇するため、目の奥の痛みや視力低下、頭痛、吐き気・嘔吐などの症状が出ることもあります。

視神経炎:視神経に炎症が生じると、目の奥の痛みだけでなく、数日で急激に視力低下が起きることもあります。

副鼻腔炎:風邪をひいたときの細菌感染が悪化して起こる急性副鼻腔炎と、副鼻腔の排泄路が狭いため粘膜が腫脹して治らない慢性副鼻腔炎(蓄膿症)に分けられます。どちらも眼球の奥に近い場所で炎症が起こり眼の奥の痛みを感じます。副鼻腔炎が疑われる場合は耳鼻咽喉科へ紹介します。

眼窩蜂窩織炎:ケガや副鼻腔炎などから眼窩という眼球を包み込む組織に細菌が感染し、目の周りの腫れと目の奥の痛みや圧力を感じます。

偏頭痛:左右どちらかの目の奥から頭にかけてズキズキとした強い痛みが出ることがあります。頭の血管が拡張することにより、痛みをつかさどる三叉神経が刺激されて引き起こされる頭痛と考えられています。特に若い人から中年の人に多く見られます。症状の特徴として月数回程度、頭の片側に脈を打つようなズキンズキンとした痛みが数時間から2-3日間痛みが続きます。頭の両側が痛むこともあります。偏頭痛が疑われる場合は脳神経科を紹介します。

上に述べたこれらの状態以外にも目の疲れや痛みを起こす原因はたくさんあります。具体的な診断は専門医による診察を受ける必要があります。